身体の特徴と代表的な品種

身体の特徴と代表的な品種

身体の特徴

体色

体色は白、オレンジ(金色)、赤、黒、茶などさまざまであるが、孵化してからしばらくの間はフナと同じく黒色をしており、ここから徐々に赤い色などに変化していく(これを褪色現象という)。
色は成長とともに変化することもあり、クロデメキンなど黒い色をしたキンギョでは数年経過してから褪色が始まり、金色になってしまうこともある。
キンギョの体色には、以下のような呼び名がついていることがある。

素赤 赤一色のもの。
更紗 赤と白による模様。そのうち赤の比率の多いものを赤更紗、白の比率の多いものを白更紗と呼ぶこともある。
キャリコ 赤、黒、白などによる複雑なまだら模様。
丹頂 頭頂部のみ赤で、他は全て白のもの。
背赤 背中のみが赤で、他は全て白のもの。
六鱗 口、エラぶた、ヒレのみが赤で、他は全て白のもの。
尾の形 キンギョの特徴の一つは、その独特な尾の形である。
フナ尾、吹き流し尾、三つ尾、四つ尾、そり尾、さくら尾、クジャク尾などといった種類がある。
特に、三つ尾、四つ尾など、尾ひれの背面側が癒合して腹面に向けて左右に分かれた形は、他の観賞魚の変異にも似たものが見あたらない。

代表的な品種

キンギョには約25の品種がある。品種には突然変異によるものと、
交雑によるものの2種類に大別できる。そもそも中国から伝来したワキンがフナの突然変異によるものだった。
ワキンの突然変異によって、リュウキンやアカデメキン、マルコが生まれた。
背びれのないランチュウはマルコが突然変異したもの。交雑の例としては、フナとリュウキンからテツギョが
、ワキンとリュウキンからワトウナイが生まれている。 比較的新しい品種としては、ハマニシキのほか
、昭和になってから原産地の中国から輸入されたスイホウガンやタンチョウ、合衆国から輸入されたコメットがある。

なお、キンギョの品種はそれほど固定したものではない。たとえばイヌであれば、
チワワ同志の交配ではチワワが必ず生まれるわけだが、キンギョではそうではない。
たとえばキンギョに特徴的な尾ひれの形である、左右に分かれた形(大きく左右1,真ん中上側1,上側が先で割れていれば4つ尾、割れていなければ3つ尾)の鰭を持たずに生まれて来るものがかなり多い。
フナと同じ様な鰭のものを鮒尾といい、生まれて来る子の半分近くがこれである。
また、中央上側が鮒尾の上半分になったものをつまみといい、これもかなり出る。
したがってこれらを取りのけなければキンギョの形にはならず、この選別作業は稚魚養育において重要な段階である。
ランチュウでは、背びれが出るもの、背中に棘がでるものなどもあって、一応まともにランチュウの姿になるものでも1割に満たない。

ペットショップにて売られている安価な金魚や金魚すくいに使われる金魚は、このように業者によって選別された、
比較的価値が低めの金魚である場合がほとんどである。そのため品評的な価値は(飼育者が満足する部分を除いては)ゼロである。