エラ病(鰓病)

エラ病治療


エラ病(鰓病)



 エラ病といってもその原因は様々で病原菌、病原虫が主な原因になるが、餌のやり過ぎや水温の急変によっても、また度を越えた青水飼育も原因になる。エラ病は進行するとエラ腐れ病になることが多い。
早いうちに適切な治療をしないと全滅の憂き目に遭う怖い病気だ。それなのに「今年はまだエラらしいエラ病はやっていない」と心配する。確かにエラ病は人間の麻疹のようなもので、一度かかると免疫力がつくようだ。私たちにとって「エラ病が避けて通れない病気」となれば、 水温が高く治しやすい時期、早めに免疫をつけておきたいと思うのは当然であろう。

 

  エラ病治療の基本は塩!

 エラ病の治療方法として塩はあまりにも有名である。

  洗面器を使った塩治療・・・・
洗面器を使い0.5%食塩水浴が最も基本的な方法で治りも早い。
50㌢の洗面器に10リトルの水を入れ、塩50グラムを入れると0.5%の塩水ができる。(50㌢の洗面器に10㌢水を入れると 10リットルとなる)
魚は1枚の洗面器1匹とし、最初の2日間は毎日水換えをする。
水量を正確に測り0.5%の塩水になるように食塩を入れます。
(塩は並塩、荒塩、岩塩が良いと言われていますが食塩で十分効果があります)
治療に入ったら3日間は毎日水を替え規定量の塩を入れる。

 

池での塩治療・・・
魚の数が多く、洗面器治療が出来ない時は、池で治療する。
池に苔が付いていると治療効果があがらないので、苔や汚れをきれいに洗い落とす。
きれいに洗った池に水を10~15センチ入れる。
水量を正確に測り0.5%の塩水になるように食塩を入れます。
(塩は並塩、荒塩、岩塩が良いと言われていますが食塩で十分効果がある)
治療に入ったら3日間は毎日水を替え規定量の塩を入れる。
エラの機能が落ちているのでエアーを強めにする。
治療中は絶食を厳守すること。
3~7日後、魚は元気を取り戻すのでころあいを見て消化の良い人口飼料を与える。
   

エラ病治療 Ⅱ   
     
マゾテン20治療  
  水産用殺虫剤として安全性が認められた薬で魚の養殖に広く使われている。
吸虫類・繊毛虫類・鞭毛虫類がエラに寄生しておきるエラ病に有効な薬です。
ペットショップで比較的簡単に入手できるので常備しておきたい薬の一つである。
 
  使用上の注意  
  10度以下、30度以上の水温では使用不可
使用量が微量のため計量が難しいので、まず100倍に薄めた液を作り、それを再度計量すると微量を正確に計測できる。
 
     
ホルマリン治療  
  ホルマリンはふぐ養殖業者が食用の「ふぐ」に使って有名になった、あの薬です。
ホルマリンは、シックハウス症候群を引き起こす原因となる科学物質としても有名ですね。
ホルマリンは比較的安価で入手でき、大変効果が高い薬として、エラ病の予防と治療に使われている。
 
     

エラ腐れ病  
  細菌コンドロコッカスカナムナスの感染が原因で、エラが白くなり病状が進むと組織が崩れてエラ組織が欠落する。
健康な魚はエラ腐れ細菌に侵されることはないが、エラ病などが原因でエラに傷がつくと感染することがある。
したがってエラ腐れ病を治すためにはエラを傷つけているエラ病等の原因を取り除く必要がある。
(具体策として寄生虫の駆除等を行う)
・水産用細菌感染治療薬として使用が認められている「エルバージュ」がよく効きます。
・家庭常備薬として使われているオキシドールも有効。
 
     
オキシドール(過酸化水素水)治療  
  細菌感染によるエラ病治療に家庭常備薬として使われているオキシドールが有効です。
使用量を間違えに限り比較的安全な薬のためお勧め。
病気予防のために水換えの際、薬浴を行うのも良い。
 
  使用法  
  10リトルの水にオキシドールを5cc入れる。
およそ1時間薬浴する。
薬浴は1日2回朝と夕方薬浴を行う。